三俣山 2013.7.16

みまたやま・1747.7m(大分県)



三俣山は九重連山の北側に位置する。別名を三岐山といい、どこからでも三峰に見えることによるが、実際には四峰の山体である。西の西峰、本峰(主峰)、南峰、北峰である。


万年山
旧鉱山道から見る三俣山

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歩行距離 14.3km
所要時間 7時間20分
累積標高差 (+) 1020m  (-) 1020m
コース 長者原駐車場07:55 → 雨ヶ池09:20 → 法華院山荘11:00 → すがもり越12:25
 → 三俣山南峰14:00 → 三俣山主峰14:20 → すがもり越14:05 → 分岐15:25
 → 砂防ダム15:50 → 長者原駐車場16:15



前日、日本百名山の一つである祖母山を登り、道の駅「ながゆ温泉」に移動して車中泊する。ながゆ温泉のにごり湯は最高だ。温泉と冷泉を交互に入り疲れを癒す。夕食は近くのコンビニで材料を調達し自炊する。明日は傾山に登る予定だったが、ガイドブックの危険度3のランクに尻込みし、気分次第で突然変更、三俣山に登ることにする。

飯田高原にある長者原の広い駐車場に車を置き出発、九重レストハウス横から筑後川の源流である白水川を渡り、九州自然歩道を進む。ガイド犬平治号の像の向こうに目指す三俣山が大きくそびえる。登山口のトーテンポールを抜け鉱山道を進み、九州自然遊歩道の方向を目指し左に折れる。広い草原を抜け樹林帯に入る。

外来植物除去マット(ラサール条約登録湿地である「坊ガツル湿原」への外来植物の侵入防止のため)を通過、靴の泥を十分に落とす。ケヤキ、ミズナラ、カエデの生い茂る森を進む。浮き石が多く注意して歩く。木製に階段を過ぎ、三俣山北端を巻きながら高度を上げていく。樹林帯を抜け木道に出れば雨ヶ池に出る。雨ヶ池ノハラショウブが咲いていた。ガイドブックに乗っている小鍋に登るコースを探すが、見つける事が出来ない。行ったり来たりしてようやく小さい標識のある分岐を見つけ、左に折れ小鍋を目指すが、草が生い茂り、標識には植生保護のため「通行をご遠慮下さい」の注意書きがあったので、すがもり越えのコースに変更することにする。

雨ヶ池越を越える頃になると徐々に視界が開け左前方に平治岳、大船山、坊ガツルが見えてくる。小川を左にして、坊ガツル真只中の林道を白口山、中岳、天狗ヶ城を前方に見ながら歩く。何と爽快な気分だろう。

坊ガツルにでる。広大な草原だ。坊ガツルは九重連山の中央にあり、主だった山々がほとんど確認きる。雄大な景色だ。大船山への分岐を過ぎ、中岳の麓まで来るとバンガロー群と、右に大きな山小屋が見えてくる。法華院温泉山荘だ。林道を走ってきた電機会社所属のランナー達が追い越して行く。法華院温泉山荘に到着し休憩する。アイスクリームを頼むが売り切れていた。

法華院温泉山荘の裏手を抜け、すがもり越を目指す。ジグザグの急登になり息を切らす。坊ガツルに注ぐ沢があるが、黄色いものが混じり濃いイオウの香がする。温泉が湧き出ているようだ。北千里浜の東端にでる。微かに火山ガスの匂いがする。暫らく平坦な砂原を行き岩場を登っていけば、すがもり越えだ。コンクリート製のシェルターと鐘がある。休憩して鐘を鳴らす。すがもり越を右に折れ三俣山を目指す。急登を登り体力消耗気味になり、何回も休む。樹林がほとんどないので高度が上がるにつれ周囲に絶景が拡がる。

草台地の西峰(1678m)に達する。今日は雲がほとんどなく、視界は最高で周囲の山が全部見える。他に母娘のような女性2人がいる。鹿児島から来たようだ。IV峰を目指し広い草原を行く。三俣山の山頂付近は、どれも丸っこく広い草原の台地になっており、九重連山の南部の山とは少し違う趣がある。久住山と星生山の間の鞍部越しに阿蘇高岳も見える。次は南峰に向かう。南峰(1743m)に達する。山頂付近には草はない。南峰からの展望も抜群だ。北東側には由布岳(1583m)、東側には平治岳(1642.8m)、大船山(1785.2m)その向こう側に黒岳(1390m)がよく見える。南峰から三俣山主峰を目指す。三俣山主峰(1747.7m)に達する。主峰北西側には下泉水山(1296m)、上泉水山、黒岩山、その向こうに涌蓋山(1499m)がよく見える。

復路は、西峰、すがもり越経由で下る。岩場を通り落石の危険のある星生山の北東斜面を抜ける。鉱山道を一旦外れ、近道の坊原を下る。再び鉱山道に出て水が流れる砂防ダムを渡る。無事長者原の駐車場に帰着する。






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長者原の広い駐車場に車を置き出発する。
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目の前に三俣山がそびえる。
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ガイド犬「平治号」
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旧鉱山洞の登山口に入る。
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タデ原
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オカトラノオ
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タデ原から樹林帯に入る。ケヤキ、ミズナラ、カエデの生い茂る
森を進む。
三俣山の北にある1449mの山を巻くように高度を上げる。
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イブキトラノオ

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イブキトラノオ
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樹林帯を抜け木道に出れば雨ヶ池に出る。前方に平治岳が見えてくる。
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雨ヶ池
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ノハラショウブ
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シモツケ
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三俣山南峰・小鍋に登るコースを探す・・・。
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広大な坊ガツル・北大船山と大船山がそびえる。

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白口岳、中岳、鬼ヶ城を前方に見ながら坊ガツルを行く。
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法華院温泉山荘に着く。
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温泉の周囲には硫黄の匂いがして、温泉が流れる。
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小休止する。ソフトクリームは売り切れ。
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法華院温泉山荘の裏手を抜け、急登を登ると北千里浜にでる。
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北千里浜からすがもり越に向かう。
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すがもり越にある鐘を鳴らす。
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すがもり越から三俣山に登る。
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硫黄山と星生山を見る。
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西峰からIV峰に向かって歩く。
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北の方向に万年山が見える。
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IV峰付近から九重連山を見る。白口岳(左端)、鬼の角のような中岳と天狗ヶ城(中央)、久住山(右端)

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三俣山主峰付近から北西方向を見る。
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IV峰付近から南方向の九重連山を見る。
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三俣山南峰から平治岳、大船山の稜線を見る。
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三俣山南峰から由布岳を見る。
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IV峰から三俣山南峰を目指す。
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歩いてきた三俣山西峰を振り返る。
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三俣山主峰を見る。
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由布岳を見る
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IV峰を振り返る。
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三俣山南峰に達する。
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南峰から平治岳を見る。
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南峰から鬼ヶ城と久住山を見る。
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南峰から中岳を見る。
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南峰白口岳を見る。その向こうに傾山が見える。
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南峰から大船山を見る。
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南峰から三俣山主峰に向かう。
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南峰下の大きな岩
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南峰越しに大船山を見る。
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三俣山主峰(1747.7m)に達する。
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久住山と星生山の間に阿蘇高岳が見える。
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主峰から西峰に戻る。
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涌蓋山を見る。
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すがもり越へ下る。
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鉱山道を下りながら山麓の飯田高原を見る。

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星生山を巻くように坊原方向に鉱山道を下る。落石に注意。
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硫黄の臭いのする岩場を下る。
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坊原を下る。

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長者原へ
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鉱山道から三俣山を見る。



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